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東西南北

ニッケイ新聞 2008年12月23日付け

 十八、二十、二十一日と続いたサンパウロ市でのマドンナのショーは、毎回二時間近く遅れて始まったようだが、三日間で二〇万人以上が集まった。二十一日午後には、素顔に運動靴のいでたちで音合せを行い、雨が降らないように祈ってくれと頼んだというが、結局雨に降られた最終日。会場内外でのスリなど、ショー以外の話題も色々あったが、「ブラジル人が大好き」との言葉はファンを一層喜ばせた。
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 十月にサンパウロ市のビエンナーレ会場の落書きで逮捕された女子学生が、十九日になってやっと釈放された。芸術家や人権団体の人々からも注目された拘留事件だが、公共財産への落書きはやはり犯罪として扱われる。一方、七月に灰色のペンキで塗り潰されたサンパウロ市内23・デ・マイオ大通りへのバイパスの壁画が、一五〇時間の修復作業を経て復活。四~八人の画家が一三日間かけて修復したというが、何事も、壊すのは簡単でも、作るのや修復するのは大変だ。
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 年末年始はご馳走攻めで太り易い時期だが、クルミ(ノーゼス)やアーモンド(アメンドイン)、ヘーゼルナッツ(アヴェロン)を上手く使うと、油を制限した場合より、腹部脂肪の減少に効果的との実験報告。メタボリック症候群の症状を訴える人を対象にした実験だったようだが、炭水化物のコントロールは必須だという。メタボの基準が、男性の腹囲一〇二センチ以上、女性の腹囲八八センチ以上とあるのは、お国柄の違い?
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 サンパウロ市では、二十四日から一月九日までロジージオが中断される。市中心部の一〇〇平方キロは継続されるため、要注意だが、それ以外の区域は、トラック、乗用車の別なく自由走行となる。

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