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カザロン・ド・シャー=陶芸窯づくり開始=ボランテイアの しろうとも大歓迎

5月31日(土)

 モジ・ダス・クルーゼス市にある連邦政府文化財カザロン・ド・シャーの保存会(中谷哲昇会長、会員数約五十人)が六月から、同所近隣で陶芸窯づくりを開始、陶芸に興味がある人など作業ボランティアを募集している。素人大歓迎。
 カザロン・ド・シャーは元製茶工場。釘を使わない木造建築として知られている。一九八二年にサンパウロ州政府、一九八六年にはブラジル連邦政府の文化財に認定された。同保存会は一九九六年に設立された。
 保存会では「カザロンの周りに文化活動を」という方針のもと、近隣に陶芸、ガラス工房の設置を計画中。内容量一立方メートルのガス窯を六月から毎週日曜日、五回にわたって作る予定。
 中谷会長は「七月には工房を稼働させたい」と意欲満々。「段階ごとにガス窯を作り上げるので、素人でも陶芸の仕組みが分かりやすい」と話す。陶芸雑誌に作業ボランティア募集の案内を出したところ、早くも数人の希望者が名乗り出ているという。
 参加希望者は同保存会(電話・011・4792・2164)まで。

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