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東西南北

6月10日(火)

 大サンパウロ市圏リオ・グランデ・ダ・セーラ市のラモン・ヴェラスケス市長(PT、三九)が七日夜、自分を殺そうとした男を車でひいた。市長によると、ロンバーダでスピードを落とした時、覆面を被った男に銃を向けられたという。市長は慌てて男をひき、そのまま警察署へ直行。「バックミラーで覆面男を助けたもう一人の男を見た」とも証言している。市長は、前同市長殺害事件の犯人とされる元市議の婿。選挙中以外、脅迫されたことはないと話している。
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 サントス港で二十人ぐらいのグループが七日朝、香港から輸入した〃ADIDAS〃印のスニーカー(テニス)一万八千足を盗んだ。犯人らはトラック二台を横付けにし、コンテナーから盗品を抜き出した。空のコンテナーに、警備員六人を押し込んだ。犯行規模の大きさでは初めてなので、警察はグループの推定ができないようだ。盗品が市場に出てから足跡を手繰るといっている。
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 大サンパウロ市圏フランコ・ダ・ロッシャ市で六日午後一時ごろ、十一歳の少年が包丁でまま母を刺して死なせる事件があった。まま母は三歳になる自分の子(女の子)が、足が汚れたまま家に入ったという理由で、ゴムぞうりでたたいていた。少年は「たたくのをやめないと殺す」と言って、犯行に及んだ。父親は北東伯におり、事件をまだ知らない。
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 Febem(少年院と少年刑務所の合体した施設)と民間企業の共同企画の一環として、マクドナルドが千人に上る収容者を訓練し、店で販売員として雇うことになった。同計画は八日、リベイロン・プレット市でアウキミンサンパウロ州知事の出席する中で実施に入った。収容者は時給一・四八レアル、月に約二百五十レアルを報酬として受け取る。

 

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