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寿司食べる3千人=レジストロの一大祭り

6月11日(水)

 レジストロ寿司祭りが、去る五月二十五日午前十一時から、レジストロ野球クラブ会館で催された。入場者三千人、賑わった。「ブラジル人社会にも日本の食文化を」の趣旨で始めたこの祭りも、ことしは第九回で、文協、市役所、野球クラブの共催だった。早朝から婦人会総出でつくられたにぎり寿司、焼きそば、てんぷら、刺し身が飛ぶように売れ、午後四時半の閉会時には売り切れとなった。
 茶の湯で始まり、正午過ぎの開会式では山村敏明文協会長、エリオ・ボルジェス野球クラブ会長、サムエル・モレイラ市長があいさつをした。
 州立外国語センター、文協日本語学校、民謡会、日本舞踊研究会、文協和太鼓部、カラオケ部がショー。目玉は、カンピーナスの金城節子さんが率いる玉城流玉扇会ブラジル支部の琉球獅子舞と舞踊。舞台から観客席に飛び込んで奮闘する獅子に子供たちは大喜びだった。
 昨年十月から、JICA派遣の小田幸久・和太鼓講師に指導を受けている子供たちは、七歳~十二歳、十三歳~十六歳の二つのグループに分かれ四曲演奏、満場の拍手を浴びた。
 近隣の町からはもとより、遠くサンパウロから石川県人会、トレス・コロアスのラジオ体操会、オザスコなどから、数台のバスが訪れ、移民史料館を見学後、祭り会場に入った。(金子国栄さん通信)

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