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■ひとマチ点描■流暢なイタリア人

7月9日(水)

 「あっ先生。来ていたんですか」
と流暢な日本語で話すのは、イタリア生まれのコラード・スパジャンザーニさん(写真中央)。
 「テレビで見て知ったのよ。もう相撲終わっちゃった?」 
 カジマ・ショッピングを訪れたのは、ノーヴァ・フリブルゴ文協でコラードさんに日本語を教えた加藤英子さん(左)と滝沢澄子さん(右)。
 コラードさんも若い頃、農業移民として来伯。周りの日本人たちと交流するうちに、日本語に興味を持ち、文協の日本語学校へ。
 その後、京都の大谷大学に九カ月通い、結婚したのは滝沢さんの妹さんと聞いてその巧みな日本語にも合点がいく。
 「私、加藤先生の一番悪い生徒でした」と照れるが、現在は同文協の唯一人の非日系役員として同地での日本文化継承に務めている。(剛)

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