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■東西南北

7月25日(金)

 本紙面掲載の〃家なし〃占拠地でのカメラマン殺害事件で、事件を目撃したアゴーラ紙のアンドレー・ポルト写真記者の証言。「(二十三日)午前十一時、占拠地でラ・コスタを含む記者仲間と会い、家なしたちがマスコミを避けていることを知った。占拠地入り口前で数時間も待たされた。ラ・コスタは一時、入り口付近から離れた―多分違う角度から写真を撮りに行ったのだろう。ラ・コスタが戻るとすぐに、コートを着た男が現れ彼を撃った。あっという間だった。自分の足は後ずさりしながらも手はシャッターを押し続けた。みな気が動転していたが、誰が撃たれてもおかしくない状況だったということだけは分かっていた」。
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 大サンパウロ市圏フェラス・デ・ヴァスコンセーロス市で二十一日、医薬品が誤って投与されたために三歳と二歳の子ども二人が口、舌、のどに第二度のやけどを負った。警察によると、脳波検査の際、看護士二人が子どもに経口麻酔薬を与えるところを、腫瘍除去に使われる酸性薬品を与えてしまった。薬品を飲み込んだ瞬間、子どもたちは大声で叫んだという。
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 サンパウロ市交通機関公社は二十三日、九月三十日まで有効の学生用バス乗車券を無効にすると発表した。無効となった理由は明らかにされていないが、同乗車券は「バス会社の販売所で手に入るものではなく、従って同乗車券を購入しても会社は責任をとらない」とのこと。
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 農地占拠運動(MST)は二十三日、アラゴーアス州、セルジッペ州、ミナス州の三州で少なくとも五つの高速道路を封鎖した。これは『ブラジル農業労働者の日』を二十四日に控え実施されたもの。二十四日は全伯規模の抗議運動が予想されている。

 

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