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中南米地区=裏千家海外普及50周年=来年、ブラジルでも記念事業

9月30日(火)

 茶道裏千家は、〇四年で中南米地区海外普及五十周年を迎える。式典などを含めた記念行事が、〇四年九月二十日から三十日にメキシコで行われる。ブラジルからも、訪問団を結成し派遣する。
 ブラジル裏千家ブラジルセンターでも、五十周年とサンパウロ市制四百五十周年を祝し、「茶の湯で結ぶ世界の平和」をテーマとした「茶の湯月間」を企画している。
 企画は五月二十日にイビラプエラ公園内日本館での記念茶会に始まり、五月二十七日から六月十三日にセントロ・クルトゥラルで茶の湯展示会、六月二十日にヴィラ・マリアーナSESC劇場でデモンストレーション、ワークショップなど、同センター五十周年推進委員会(エリソン・トンプソン・デ・リマ会長)が主催。
 茶道雑誌「”道”としての日本文化(仮称)」の発刊企画もある。茶道だけでなく、華道、能、書道、墨絵、香道、武道など様々な”道”の専門家や団体が執筆し、ポ語、日語での発刊を予定している。「ブラジルの人に”道”がどういうものか、伝えていきたい」とトンプソン会長は熱弁する。
 推進委員会は、一月に発足し、現在まで八回の会合を重ねている。荻野宗花副会長は「記念行事に向けて、みなさまのご支援とご協力を」と呼びかけている。

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