ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

10月23日(木)

 二十日夜、サンパウロ市南部モルンビー区にあるパライゾポリス貧民街の中心部バールでシャシーナ(大量虐殺事件)があった。これにより三人が死亡、三人が負傷した。〃裁判官〃と呼ばれる首領が統括するグループが、〃市長〃と呼ばれる親分のグループを襲った。警察は、縄張り争いとみている。裁判官は誘拐犯で二十二日逮捕された。市長は二十年前まで犯罪組織を指揮し、現在は刑務所から指令を出している。
     ◎
 サンパウロ市ピニェイロス区の私立校四校の生徒たちが、若い強盗グループに次々と襲われていることが分かった。ヴェーラ・クルス校だけでも、被害に遭った生徒数は四十人に上る。強盗らはスニーカー、時計などのほか、日本アニメ「遊戯王」のゲームカードまで強奪する。また、「ほかの強盗から守る」「麻薬をやる」などと生徒に話し掛けてから「その代わり金を出せ」とゆするケースも見られ、学校側もPTAも事態の悪化を恐れている。子供が襲われたというある親は、「警察を呼んでも問題は解決しないだろう。公立校と私立校が団結し、付近の貧民街との交流を深めるようにする場が必要なのでは」と提案している。
     ◎
 未成年家庭裁判所の判事三人は三日、サンパウロ州フランコ・ダ・ロッシャ少年院の抜き打ち検査を行った。当日は収容者らが、ちょうど直立不動の懲罰を受け反則者が殴打される現場を目撃された。本来収容者の社会復帰を目的とする少年院にあるまじきこととして、ロベルト・ブラジル所長は更迭を命じられた。同所は罪科も年令も類別なく、同じ部屋に全員閉じ込めていた。

image_print

こちらの記事もどうぞ