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恒例、パウリスタ大通りを美しく=汗を流すー若者たち生き生きと=主催者の願い=「公徳心生れれば」

10月26日(火)

 [既報関連]「掃除に学ぶ会第八回ブラジル大会」が二十五日にクルビ・ホムスで、二十六日にパウリスタ大通りで開催された。主催は、ブラジルを美しくする会(玉根丈之会長)。
 二十六日の大会には、同会を中心に、パウリスタ・ビーバ(非日系の同大通りの清掃奉仕団体)、アルモニア学生寮ほか、環境団体、企業、学校関係から十数団体、およそ千五百人が参加した。遠くは、モジ・ダス・クルーゼス市、スザノ市からの参加者もあった。七十歳の家族連れから、小さな子どもまで老若男女が掃除で汗を流した。
 午前九時に同ホムスを出発した参加者は、三十二チームに分けられ、チームごとにリーダーの指示に従う。同大通りが中心だが、それを交差する通りは全て掃除範囲だ。各チームは、場所ごとに五から六人の小チームに分かれ、道路のゴミをはく者、そのゴミを袋に入れる者、電信柱のゴミをとる者などにわかれて作業する。リーダーは、あらかじめ現場の下見を行い、細かく仕事を割り振る。今回は、新しい取り組みとして手引きを配布し、作業の徹底を図った。二時間の作業を終えて、午前十一時には、同ホムスに集合し解散した。
 玉根会長は「掃除に来てくれた若者の生き生きとした様子を見ると、やっていて良かったと思う。この経験が、心に残って路上にゴミを捨てることがなくなるのでは」と大会を振り返った。
 同会は、大会の準備に月一回世話人会を行っている。また、第二水曜日午前八時からアクリマソン公園の掃除、第四水曜日には講演会を企画するなどして活動。二年後には、第一回世界大会を予定している。

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