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増える出場者、老ク連カラオケ=210人余熱唱、前回比30人増=歌で日本の四季懐かしむ

11月27日(木)

 老人クラブ連合会(重岡康人会長)は、二十三日午前八時から文化協会記念講堂で恒例の「第九回老ク連親睦カラオケ大会」を開催した。会場ではバザーも開かれ、健康食品や健康器具、洋服、日本食などを物色する来場者、のべ九百人で賑わった。カラオケの参加者は、およそ二百二十人。朝枝定・同大会実行委員長(同会顧問)は「今までに無い規模で、三十人ほど増加した(八回は百八十一人)」と驚いた様子だった。カラオケの審査委員長に山地パウロさん、審査委員に川端耕三さん、平井貴美子さん、司会に田巻夏枝さん。
 開会式では先没者に対して黙祷を捧げた後、役員紹介。来賓あいさつで、重岡会長は「歌によって祖国の四季や状況、日本文化の奥深さを知ることが出来た」と語った。
 大会は、新人の部からはじまり、途中、マイクの調子が悪くなることもあったが、大きな事故も無く進行していた。歌い終わった六〇代の女性(新人の部)は「思ったより緊張しなかった。老人会に誘われて参加したのがカラオケ大会に参加したきっかけだった」と淡々とした様子だった。
 優勝者は以下の通り。
 新人―2、清水ダリヤ(夢追い酒、ビラ・マリア鶴寿会)。新人―1、野村愛國(王将、イタペチ万寿会)。B―4、渡辺しのぶ(岸壁の母、ビラ・カロン文協老人部)。B―3、小池千恵子(娘よ、モジ・ダス・クルーゼス中央日会老人部)。B―2、矢野洲磨子(旅まくら、サン・ジョゼ・ド・リオ・プレット白寿会)。B―1、野口とみ子(大阪しぐれ、ビラ・マリア鶴寿会)。A―5、高橋文子(剣一筋、レプレーザ高砂子会)。A―4、宿沢豊子(この道を行く、サンパウロ東部紅葉会)。A―3、浅井節子(道づれ、アチバイア清流クラブ)。A―2、神吉はるみ(芭蕉布、カンピーナス明治会)。A―1、小池京子(あばれ太鼓、イタケーラ寿会)。ESPECIAL―3、末光義行(名月赤城山、サンパウロ東部紅葉会)。ESPECIAL―2、西元愛子(夫婦善哉、ビラ・マリア鶴寿会)。ESPECIAL―1、菅沼政子(雨の連絡船、イタケーラ寿会)。EXTRA―2、田中美乃留(夫婦春秋、ビラ・マリア鶴寿会)。EXTRA―1、金沢実(関東流れ唄、ビラ・カロン文協老人部)。(敬称略)。

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