11月29日(土)
戦後移住五十周年記念、NHK会長旗争奪第九回ブラジル紅白歌合戦が、十二月七日午前九時から、文協大講堂で行われる。パラナ州からも参加を得て、歌謡・民謡合わせて五十三組の歌手が出演、勝敗を競う。勝った組にはNHKの海老沢勝二会長の好意で寄贈されたNHK紅白と同じ濃紺の優勝旗(持ち回り)、およびNAKの深紅の優勝旗が贈られる。昨年の第八回までの成績は紅組五勝、白組三勝。
主催は日本アマチュア歌謡連盟(NAK)ブラジル本部(北川彰久本部長)、日伯音楽協会(北川彰久会長)、実行委員会委員長は石切山加代子さん、審査委員長羽田宗義氏。後援がNHK(日本放送協会)とサンパウロ総領事館。
米国のNAKから二人の歌手、加賀美ケンさん、永野美智子さんが参加、審査員として藤井サムNAKロサンジェルス支部長が駆けつける。また、審査員の〃新顔〃は石田仁宏サンパウロ総領事。ほかに日系主要団体の代表が招かれている。
総領事館からも出演がある。いいのどで知られる渡辺博領事(文化広報担当)が白組のメンバーとして「昴」(すばる)を、橋口裕子副領事と外務省研修員の小長谷なつきさん(デュエット)が紅組の一員として「恋のフーガ」を歌うことが決まっている。
実行委員会では「グループ『ザ・フレンズ』と新しい『NAK・BAND』の二つのコンジュントによる演奏も楽しんでいただける」と来場を呼びかけている。入場無料。協力券の売上げ分は日系団体に寄付される。
歌合戦に関する問い合わせは電話275・8277(NAK)へ。