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東西南北

12月9日(火)

 サンバ学校『ガヴィオンエス・ダ・フィエル』(サンパウロ市)十四人が七日、アラブ首長国連邦ドバイ市でサンバを四十分披露した。『ポルテーラ』(リオ市)が先に契約していたため、論争となっている。ガヴィオンエスのポルタ・バンデイラ(女性旗手)はブラジル国歌をサンバのリズムで歌い、学校のブローチ、ブラジル小旗、コリンチアンスの記章を招待客に配った。コリンチアンスびいきのルーラ大統領は立ち上がってガヴィオンエス校旗を高々と掲げた。
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 来年一月はサンパウロ市制四百五十周年記念だが、パウリスタ大通りが建設されたのは十二月。七日、同大通りガゼッタ局の前で、「パウリスタ大通り百十二周年記念」の盛大なショーが開催された。午前十時三十分ごろに始まり、約七時間続いた。数多くの歌手がその場にいた約三万人の観客を沸き立たせた。
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 パウリスタ都電公社(CPTM)の職員四人は三週間前から、地下鉄ブラス駅構内の床に張り付いたチューインガムを取る作業を行っている。一日平均一キロのガムを集める。同駅構内すべての床からガムをはがすのに、あと二カ月かかる。この駅は毎日、二十四万人の人が利用している。掃除が済んだ床に、早くもガムを捨てる通行人もいた。
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 組織犯罪捜査課(DEIC)の警官二百人とサンパウロ州財務局の監督官四百人は四日午前九時から午後五時まで、サンパウロ市中心部にある『パジェー』ビルで「インディアンの酋長(しゅうちょう)作戦」を展開した。同ビルは密輸品を販売していることで有名。十二階建てのビル内に百七十の店がある。警官らは五十キロ入りの袋一万五千袋分の密輸品を押収。三百人を拘束、四人を密輸の現行犯で逮捕した。

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