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宮崎県の農業研修生到着=3ヵ月間全伯を駆け回る

12月10日(水)

 第二十二回宮崎県農業青年ブラジル国派遣研修生の二人が五日着聖し、同県人会の黒木慧副会長に伴われて午後来社した。
 実家で完熟マンゴーを栽培する鬼塚誠さん(一九、串間市)は、「ブラジルには果実栽培している農家が多いと聞いて、勉強になればいいなと申し込みました」という。
 大学で経営学を専攻した永前寿生さん(二三、えびの市)は実家が二十町歩の農家。牛三百頭の他に、電照菊や水稲などを栽培する。大型機械を使った農業を見たいという希望と共に、「こちらで一番知りたいのは、移民の歴史です。見かけたら声をかけてください」と語る。
 二人は約三ヵ月間、エンブー、西村農工学校、イトビ市佐元農場、全拓連グアタパラ農場、モジやスザノ、イビウーナ、ピエダーデ、さらにパラー州のベレン、マナウス、南伯ポルト・アレグレなどで研修し、来年二月二十八日に帰路に就く予定。

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