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上田鉄三氏死去

1月22日(木)

 上田鉄三氏(うえだ・てつぞう=元パウリスタ新聞編集長)二十一日午前九時五十分、食道がんのためサンパウロ市内のクリニカ病院で死去、享年七十歳だった。
 岐阜県出身。明治大学法学部卒業。同大弁論部に席を置き全国学生弁論大会で好成績を収めた。総理大臣を務めた三木武夫氏が同弁論部の先輩に当たり、来伯時に知己を得た。
 一九五九年に渡伯してモジ・ダス・クルーゼス市に入り、六一年にパウリスタ新聞社に入社。天皇陛下が皇太子時代に来伯された時、アマゾン川支流を非公式に散歩された様子をスクープするなど、社会部記者として多くの功績を残した。また八〇年代を中心に約十年間、同社の編集長を務めた。
 二十二日午前十時にサンパウロ市サント・アマーロ区の自宅を出棺、ヴィラ・アウピーナ墓地で午前十一時から葬儀の予定。