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青木六段が圧勝=老中棋戦大会、60人参加

3月 3日(水)

  ブラジル将棋連盟(中田定和会長)主催の第三十三回ブラジル将棋老中棋戦大会が二月二十九日午前九時三十分から、サンパウロ市リベルダーデ区の同連盟会館で開かれ、約六十人が参加した。老中戦は国内で唯一の駒落ち大会で、愛好者たちはレベルを超えての対局を楽しんだ。
 中田会長は近年、開会挨拶の中で出場者数が落ち込んでいることについて「最低五十人は集まって欲しいところで、実に心寂しいかぎり」と懸念を表明。
 その上で「将棋をこれからも長く続けていくため、進出企業に呼びかけるなどして新たな大会を考えていきたい」と述べた。
 予選リーグ戦と決勝トーナメントが行われた。決勝は老中棋聖の青木幹旺さん(七〇、六段)と玉城パウロさん(五段)の対決になった。青木さんが圧倒的な強さをみせて玉城さんを寄せ付けず、タイトルを守った。
 結果は次の通り。優勝=青木、二位=玉城、三位=鍛冶谷日吉(四段)、四位=野瀬悦史(四段)、親睦戦優勝=川野茂(四段)。敬称略。

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