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全員参加の会議所へ=総会、田中会頭が方針強調

3月17日(水)

   ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)は十二日正午過ぎからサンパウロ市内のホテル・ソフィテルで定例理事会および第五十四回定期総会、昼食会を開催した。
 田中会頭は、従来からの「開かれた魅力ある会議所」という基本方針に、〇三年は「チャレンジする会議所」を加え、さらに〇四年は「全員参加の会議所へ」を推進するとの基盤強化方針を強調。「本年度は日伯関係で要人の往来が期待されており、会議所の役割はますます重要なものになる」とし、会員企業のより一層の協力を呼びかけた。
 日本一流のブラジル学者の全面的な協力を得て、編纂が進められている『ブラジル事典』は現在、校正作業中で、当初の発刊予定の四月から八~十月にずれ込む可能性が明らかにされた。
 〇四年度収支予算(単年度)では、収入が九三万七三八四レアル、支出が一〇〇万三二三四レアルと差し引き六万五八五〇レアルの赤字会計と発表された。昨年からの繰越金で補われる。赤字の主な原因は、『ブラジル事典』の会議所請負分七百冊の販売残負担三万レアルと、今年行われる可能性がある日伯合同経済委員会(日本で開催)に出席するための役員一人分旅費などの三万五七〇〇レアル。
 その他、地場企業が七社退会、十九社入会し、進出企業では十四社退会、七社入社で、差し引き五社増加と報告された。
 引き続き、三月定例昼食会。主賓のアウキミン州知事は急きょ欠席。代わってサンパウロ州工業連盟の国際関係担当長のタチアナ・ポルトさんがゲスト・スピーチに立ち、州知事訪日に伴う企業ミッションへの参加を呼びかけた。
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