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副会長の入れ替えも視野に=文協選挙・出席者の声聞く

2007年5月1日付け

 当日は評議員会メンバーだけでなく、多くの人々が姿をみせた。心配そうに成り行きを見守る関係者らに選挙結果に関する感想や意見を尋ねてみた。
 文協の最高顧問機関である高等審議会の植木茂彬会長(元鉱山動力大臣)も会場に現れた。今回の選挙結果に関して、「ここは本当のポリチコ(政治)の場じゃないんだから、分裂するのは良くない。誰か副会長に辞任してもらい、別のシャッパからも入ってもらって、仲良くやった方が良い」と意見した。
 再選を決めた上原会長はその意見に対し、「理事はありえるが、副会長だともう一度選挙をしなきゃならないから無理でしょう」とやんわり否定した。渡部評議員会長は「誰か副会長が自分から辞めてくれれば可能。その場合は、その人の分だけ次の評議員会で選挙ということになる」との柔軟な見解を披露した。
 井料堅治評議員は「ここで分かれたグループが、来年のお祭り(百年祭)にどう影響するかが心配」と語った。二年前の選挙のように分裂した状態がしこりとして残り、肝心の百年祭に後遺症として後を引くのでは、との不安を感じたようだ。
 当選した上原シャッパでは、前副会長七人が全て交代。ほとんどを二世が占めている。評議員の五十嵐司さん(81、サンパウロ市)は「副会長がいい知恵を出して、もう一度活性化に取組んでほしい」と語った。
 サンミゲル・アルカンジョのピニャール移住地から訪れた白石治さん(71、一世)は、「現役を引退した一世の中にも、コチア青年や県人会長経験者など日系社会の役に立っている多くの人材がいる。そういう人が働けるような日系社会にしてほしい」と話していた。
 一方、ノロエステ連合日伯文化協会(白石一資会長)の代理として参加したアラサツーバ日伯文化協会の加藤孝会長は、「これで百周年協会の方も上原体制が続くことになりそうだ。アラサツーバでは、別の記念事業を考えている。サンパウロも来年六月には何か記念になる建物をイナウグラソンしてほしい」と要望した。

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