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大統領訪日 中止に=外相発表 デカセギ支援は強化

4月13日(火)

 三月二十五、二十六の両日、日本を訪問していたセルソ・アモリン外務大臣は先ごろ、ルーラ大統領の今年の訪日はないが、日本のブラジル人コミュニティが抱える問題解決のため、代わりに大統領府ブラジル人保護局のルイ・ノゲイラ副長官を日本に派遣すると明かした。副長官は在日ブラジル人の福祉、教育、保健、査証などに関する課題ついて、日本政府代表やコミュニティのメンバーと話し合う予定。七日付ニッポ・ブラジル紙は、遅くとも五月中には訪日すると伝えている。
 外相は日本に滞在中、イヴァン・カンナブラヴァ大使、東京および名古屋総領事館の総領事、ブラジル人教育・宗教関係者、日本に進出しているブラジル企業の代表らと懇談。そのときのことを振り返って、「日本でのブラジル人問題は他国で発生しているような危機的な問題ではなく、解決できる」と述べる一方、「コミュニティは大変なお金をブラジルにたらしてくれている」と、その経済的貢献を改めて高く評価した。
 また、小泉首相を表敬訪問した際、首相が「日本で暮しているブラジル人を大切に扱うことは日本人の義務。関係各省が最大限在日ブラジル人を支援するよう指示する」と約束したとも明かした。
 コミュニティにとって大きな問題となっている社会福祉に関しては、副長官が日本で川口順子外務大臣と会談の上、具体的な解決策を探ることになるが、外相は「日本政府がどのような協力をしてくれるか判らないが、いずれにしろ好意的に対処してくれるだろう」との期待感を示した。
 さらに、外相は川口外務大臣との日本での会談で、最も時間が割かれた議題として、ヴァリグ航空のブラジル―日本航路問題を挙げた。これについては、ヴァリグ航空は(査証取得を強いられるアメリカではなく)チューリッヒ経由を申請したが、日本航空(JAL)と競合するため、却下されたとした。

 

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