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新会長に小瀬氏=ブラジル・ニッポン移住者協会

4月29日(木)

 ブラジル・ニッポン移住者協会の役員選挙が三月二十八日あり、中沢宏一会長の後任に小瀬真澄氏を選出した。小瀬氏は五三年来伯、元岐阜県人会長。また第一副会長に高橋一水氏、第二副会長には毛利文男氏が選ばれた。他役員は▽副総務理事・徳力啓三▽副財務理事・河村武夫氏▽理事・山城勇▽植樹理事・石川準二▽副植樹理事・松井英俊―の各氏に決まった。
 協会は今年、メイン事業の一つ、「桜とイペーの植樹」で三千本の植樹を達成。今後四年間、これを管理し、移民百年祭に見事な花を咲かせることが目標。樹木はUSP構内の四カ所に一千八百本、アグア・デ・ピネイリーニョ公園に四〇〇本とオザスコの二カ所に八百本となっている。
 あいさつに来社した小瀬会長は「植樹した樹木の管理をしっかりやり、移住百周年に協力して行きたい」と抱負を語った。
 同行した高橋第一副会長は「百周年事業へのバックアップや文化、商業などの面でも日本との繋がりをもっと深める」。毛利第二副会長は「日本とアメリカにある『桜の会』と意見交換するなど交流の輪を広げるつもり」と話した。
 協会では五月に戦後移住五十周年の記念誌を刊行する見通し。五月一日午後二時から「今後の事業の方向付け」を議題に新旧役員の懇談会も予定されている。 事務局(リベルダーデ区バロン・デ・イグアッペ街一四八、一階)で行われる。問い合わせは電話11・3276・9450。

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