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日経新聞サ支局=外山支局長が帰国「躍動感ある」=宮本さん再任「伯国重要」

左から宮本新支局長、外山前支局長(撮影のため一時的にマスクを外している)

左から宮本新支局長、外山前支局長(撮影のため一時的にマスクを外している)

 日本経済新聞社米州総局サンパウロ支局の外山尚之支局長(36歳・埼玉)が帰国、後任の宮本英威支局長(みやもと・ひでだけ、44歳・東京)が再任するにあたり、9月28日に交代挨拶に来社した。
 外山さんは2017年4月に着任し、4年間の中で最も印象的だった出来事として、「ボルソナロ氏が大統領に駆け上がる様を見られて良かった」と振り返った。
 大統領候補時代のボルソナロ氏にも直接取材。「当初は日本でもブラジルでも、彼の人気は一過性と口を揃えていた。『まさか本当に当選するとは!』というブラジルならでは躍動感、ダイナミズムを感じた」と感慨深そうに語った。
 日系社会に関する取材では、任期中にトメアスー移住地入植90周年記念の取材に現地へ趣いた事を挙げ、「とても良かった、ぐっと来る物があった」と頷く。
 後任の宮本さんは伯国2度目。外山さんの前任として12年から17年の間、同支局長を勤めていた。「前回は5年間いましたが、面白い国と感じていた」とメキシコ支局へ異動後もブラジル再着任を志願していたという。
 「ブラジルは日本からみて重要な国。豊富なコモディティや食糧生産国であること、2億人の人口を有する市場など、世界経済で果たす役割が大きい。日本企業も関係を深めた方が良いものの、地理的距離が障害になり中々深まらない様に感じます。両国関係が深まるような記事を出して行きたい」と抱負を述べた。

 

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