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勲章を受けた記念 高さん、援協に寄付金

6月3日(木)

 平成十六年春の叙勲で、旭日双光章を受章した高清さん(81、福岡県出身)が五月三十一日、困窮者の救済に役立ててほしいと、サンパウロ日伯援護協会(和井武一会長)に三千レアルを贈った。
 かつて、叙勲受章者が福祉団体に寄付金を渡すのは、半ば習慣だった。最近は、ブラジルの不況などのために、みられなくなっていた。
 同氏は「日系コロニアの代表として、褒章を受けたので、その礼がしたい」と話したという。援協は「叙勲者が寄付するのは、近ごろでは珍しいこと」と、〝古き良き時代〟の復活を願った。
 高さんは、オザスコ市在住。同日伯文化体育協会副・会長職を務めたほか、三重県との姉妹交流事業にも功績を残した。同市名誉市民章、サンパウロ市グラン・クルス章を受章している。
 

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