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援協に1千ドル寄付=元JICAシニアボランティア=宮城さん、来伯した足で

6月19日(土)

 「もうすっかり元気です」。二〇〇〇年から〇一年までJICAシニアボランティアとしてサンパウロ日伯援護協会のサントス厚生ホームに赴任していた栄養士、宮城都志子さん(58、沖縄在住)が十七日に再訪伯し、〃古巣〃に約千ドルの寄付を行った。
 宮城さんは病気治療入院中に、ブラジル滞在時の記録を整理し、勤務していた沖縄県立北部病院で〇二年八月に活動報告展を行った。それが評価され、〇三年五月の日本栄養士会の病院栄養士協議会総会(東京)で講演を行ったのが呼び水となり、「若い栄養士のいい刺激になる話」と各地から講演依頼が殺到。計七カ所で講演活動をし、その謝礼金を十七日朝、援協に寄付した。
 「謝礼は要らないっていったんですけど、援協に寄付するからと受取りました」と宮城さん。今年四月から中部福祉保健所に転勤になり、今回は休暇を取って旧交を温めに来聖した。宮城さんの病気を見つけたヨシナガ・フラビオ医師とも、十七日に感激の再会を果たした。
 「私を支えてくれたのは飲み友達のみなさん。今回が飲み会メインで来ました」と笑顔を見せる。二十五日まで、援協関連施設などを回る予定。
 

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