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夫婦道について=経営者セミナー=倫理研が開催

7月7日(水)

  倫理研究所ブラジル・サンパウロ支部(山田充伸支部長)は一日、七月度経営者イヴニングセミナーを日系パラセ・ホテルで開催した。今セミナーでは、日本の指導員、大熊富夫さん(会社経営)が特別講演。熱のこもった大熊さんの話に、駆けつけた約四十人が聞き入っていた。
 倫理研究所は一九四五年年、日本の精神文化を研究する丸山敏雄氏が創設。誰にでも朗らかに挨拶することなど道徳の実践を重視し日本に法人会員が三万六千社、個人の会員が二十二万人登録している。サンパウロ支部は、二〇〇〇年一月に創設。現在の会員数は六十人を数える。
 特別講師の大熊さんは一九四三年、埼玉県生まれ。十五歳で上京し、昼間働きながら夜学の通い、明治学院大学卒業。三十一歳で家庭用品店を開き独立した。
 講演のテーマは「事業は夫婦道から」。
 「よき家庭環境の中で、よき子供が育ち、それがよき国家を作る」と大熊さん。「その家庭の基本が夫婦です」と、夫婦関係の大切さを訴えた。
 また、「事業も同様、自分が妻を養っているのだと考えるのではなく、夫婦力を合わせることによってよい事業ができる」と強調していた。
 経営者セミナーは、昨年一月から月一回の割合で開かれており、山田さんは「経営者に限らず、どなたでもご参加下さい」と呼びかける。
 連絡先11・4611・0951(山田さん)まで。

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