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中平マリコさん感動の渦=幅広い曲と歌唱力で見せた

7月16日(金)

  十一日午前十一時から第十九回文協ドミンゴ・コンサートが行われ、出演した日本の歌手・中平マリコさんは、文協記念講堂を埋めた観客を二時間余りにわたり魅了した。今回のドミンゴ・コンサートでは、クラッシック以外の音楽を初めて取り入れたが、この企画は大成功を収めた。
 また、中平さんの歌唱力や親しみやすい人柄に触れ、ブラジル初公演にも関わらず、多くの観客が「マリコファン」となった。
 コンサートは羽田宗義副委員長の司会で進められ、上原幸啓会長と伝田委員長のあいさつに続いて中平さんが登場。さくらさくらで開幕、春、夏の思いで、赤とんぼ、冬の夜をメドレーで歌い、一曲ごとに盛んな拍手が湧いた。
 そのあとトークを交えながら、五木の子守唄、島原の子守唄など日本の曲が歌われ、観客は水を打ったような静けさの中で日本情緒に浸っていた。
 ピアノ伴奏は、美空ひばりさんの編曲を多く手掛けたことで有名な佐々永治さん、コロニア側からは板尾英矩さん、山川純子さん、矢崎愛さんの四名が代わる代わるつとめた。また、ブラジル音楽家でショーロやサンバの第一人者と言われるフルートのロドリゴ・カストロさんも協力出演して華を添えた。
 中平さんはクラシックはもちろん、シャンソン、映画主題歌、ボサノバなどの幅広いレパートリーを披露し場内は感動の渦に。
 マリコさん作詞、佐々さん作曲の「愛の詩」で高度な歌唱力をみせた後は、客席と故郷を合唱した。こうして、二〇曲を歌い終えたが、盛んなアンコールに応えて美空ひばりの東京キッドなど八曲を続けて歌い、観客は大喜び。その後もアンコールの声が再び起き、マイ・ウェイを絶唱して終演、観客は総立ちとなって感動の拍手を贈った。
 なお、中平さんの次の講演は、県連のフェスチバル・ド・ジャポンで二十四、二十五日。また、二十九日はパラグアイのイグアス植民地、来月十五日にはシャープ&フラッツと本社共催で行われるチャリティーショー「終戦の日に贈る日本人の心の歌」に特別出演。
 早くも「もう一度見たい」と、コロニアの歌愛好者からの期待が高まっている。

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