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柔の精神を伝える=水戸道場で講習会=柔道高段者会

7月22日(木)

  有段者からなる柔道高段者会(松浦健三会長・七段)は二十四、二十五の両日、水戸道場で講道館柔道の基本である「五の型」の講習会を行う。同会は講道館の嘉納行光館長が提唱する「ルネッサンス柔道」に基づいて活動しており、これを象徴するのが五の型となる。
 「柔の精神そのもので、講道館柔道で最も重視されている。だが最近は力の柔道が支配的で、柔の精神が忘れられて来ています」と松浦会長は現状を嘆く。
 講師は松浦会長、水戸道場の水戸新一道場長(八段)、同会技術部長のフェルナンド・ダ・クルスさん(六段)の三人。松浦会長は、日本で三回型の講習を受けている。
 「ブラジルの柔道は型を大事にしており、数年前に始まった型の世界選手権では三年連続で日系人の内田良一さんが優勝している」と松浦会長はいう。
 水戸道場長は、「力の柔道ではなく、技の柔道を覚えましょう」と参加を呼びかけた。
 二十四日は午後二時、二十五日は午前九時から。参加費は会員四十レアル、一般六十レアル。
 11・6605・8383、11・6603・0112(水戸道場)まで。道場の住所は、Rua Siqueira Bueno 1731。

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