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「もう立派な庭園だ」=グァタパラ移住地でイペーなどの生育喜ぶ=植樹した開発青年隊の有志ら「あの苗木がこんなに」

8月26日(木)

 去る十四日、産業開発青年隊の有志十名がグァタパラ移住地を訪れ、同移住地の一角にあるモンブカ湖畔に順調に育っている樹木を見て、満面に笑みをたたえていた。同移住地四十周年を記念して、〇二年、移住地の人たちと共に植樹した、現在の成果だ。
 グァタパラ移住地は、サンパウロ市から北東に約二百八十キロの地点にあり、ブラジル日本移民発祥地の一つとして知られている。現在の日本人居住地はグァタパラ市内のBairro Mombucaを中心に広がっている七千余ヘクタールの一帯だ。
 二〇〇二年に迎えた入植四十周年の記念事業の一環として、グァタパラ農事文化体育協会(川上淳会長・茨城県出身)と南米産業開発青年隊協会(牧晃一郎会長・奈良県出身)が、居住地にあるモンブカ湖畔に公園を作ることを立案して、同年七月七日に共同で植林を行った。
 その植林に参加した一人、開発青年隊八期隊員の森安夫さん(山形県出身)は「いやァー、あの小さな苗木が二年間でこんなに大きくなるとはすごい。もう、立派な庭だよ」と目を細めれば、この公園を管理している茂木常男さん(山形県出身)は「四十周年を待たずに、もっと早く植林を始めればよかった。これを移住地の環境保護の象徴として成功させたい」と意欲を示している。
 茂木さんは、グァタパラ市議二期目でもある。モンブカ湖畔公園に育っているのはイペー七百五十本を含めて千二百本ほどだ。〇二年七月に移住地の子供たちが一緒に植えた苗木も健全に育っている。
 今は故人となった菊池章さんを隊長とする開発青年隊の〃精鋭たち〃が、河川工事などグァタパラ移住地の農業基盤を築くために汗を流した歴史があるように、同移住地と開発青年隊との繋がりは強く、深い。自ら揚水ポンプの設置に関わったという八期隊員の小島忠雄さん(静岡県出身)は、グァタパラ住民となって開発青年の仲間たちとの連絡を担当している。
 移住地を流れるモジ・グアス川流域の環境保護の重要性を卓見したグァタパラ文協は、地域住民が参加できるような植林構想を二〇〇〇年に立案して、植林を実施してきた。モンブカ湖畔公園もその一環である。同時にワシントンに本部のある米州開発銀行に植林計画書を提出して無償資金助成を申請(本紙・〇三年七月八日報道)した。可能な範囲で植林を行いながら、ワシントンからの回答を待っている。

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