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日系人はかなり不健康=糖尿病罹率=平均大きく超え=非日系の3~4倍=バウルー市で医大が調査

9月30日(木)

 ブラジル日系人は非日系ブラジル人よりずっと糖尿病をわずらっている率が高い。サンパウロ連邦大学医学部成人病予防センタが一九九三年と二〇〇〇年の二回に分けてサンパウロ州バウルー市の日系ブラジル人を対象に行なった食物摂取に関する調査で、そんな結果が明らかになった。
 糖尿病罹率は二世男性で四〇・六%、二世女性が三二・四%と、いずれも非日系ブラジル人の平均である一〇%を大きく上回った。主任調査員は「欧米型の食事が最大の原因」と分析。「九〇年代に米国シアトルで行われた日系米国人の調査結果と酷似している」と話している。近くラテン・アメリカ糖尿病学会で発表されるという。二十九日付エスタード紙が報じた。
 四十歳以上の日本人移住者と、三十歳以上の二世を対象にした調査で、同市在住の千三百人が協力した。
 肥満や過食が原因となりやすい第二型糖尿病の罹病率は一世男性が二五・五%、一世女性一九・九%。対して二世男性四〇・六%、二世女性三二・四%と、男女とも二世の罹患率が高かった。
 先の調査員は「ブラジル糖尿病学会での調査ではブラジル人一般の糖尿病患者は人口の一〇%、日本に住む日本人は七%。このバウルーでの調査結果は異常に高い」。また、同市の日系人には肥満体型が目立ち、糖類や脂肪の摂取量が日本の日本人よりも五〇%ほど多かったという。
 同紙の取材に対し、日系二世の年金生活者、林アリセさん(62)は「一九三〇年代に移住した父親は百一歳、母親は八九歳まで生きた。両親の食事は魚、野菜、そして果物と健康的だった。私も日本食は食べるが、揚げ物やステーキが好きで、甘い物には目がない」と告白。「二年前、医者から血糖値とコレステロール値をコントロールするように注意されている」と話している。

 

 

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