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州議会で回顧展=26日から11月5日まで=日系画家のパイオニア=故桧垣肇さんの遺作40点

10月23日(土)

 九八年に九十歳で亡くなるまで描きつづけた、愛媛県出身の画家、桧垣肇さんの作品四十点以上を集めた展覧会が、二十五日からイビラプエラ区の州議会で始まる。
 桧垣さんは東京で絵を学び、二九年に来伯。カフェザールで働いた後、サンパウロ市の美術学校に通い始めた。日系作家のパイオニアたちの集まりだった聖美会のメンバーでもある。
 企画者は「近くの会場ではいま国際美術展ビエンナーレが開催中だが、その第一回展(一九五一)に参加した日本人を紹介したいと思った」と語る。
 州議会には桧垣さんの作品三点が寄贈されている。
 回顧展は二年前、文協で開催して以来。具象の風景画が多く並ぶという。
 十一月五日まで。オープニングは二十五日午後四時~。ペドロ・アーウヴァレス・カブラル通り210。平日の開館時間は午前十時~午後六時。

 

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