10月29日(金)
移民の故郷で祭りを――。奥モジアナ日本人・日系人社会主体の「日本祭り」が、十一月十九日から二十一日まで(午前十時~午後十時)リベイロン・プレト市ノーヴォ・ショッピング・センター駐車場で開催される。
リベイロン・プレト市を中心とする奥モジアナ地方は、一九〇八年六月二十九日、ブラジルで最初の日本移民が入植した地。今回の祭りは、同市を「日本人移民発祥地」とする市条令が発令されたことを記念して行なわれる。
主なプログラムは茶道、生け花のデモンストレーション・展示や折紙教室、舞踊、民謡、和太鼓ショー。デモンストレーションで制作された生け花は抽選で参加者にプレゼントされる。寿司、刺身、豆腐、冷やしソーメンなどの日本料理や盆栽、手芸品の販売コーナーもある。
祭りの準備をすすめる浦部和子さんは「田舎では日本文化に出会うチャンスが少ない。この祭りを、ブラジル人はもちろんたくさんの日系人に見てほしい」と話している。
後援はリベイロン・プレト市役所、市議会、商工会、ブラジルいけ花協会、茶道裏千家ブラジル・センター、煎茶道グループ、墨絵(平田スーザンさん)、サンパウロ州東北南米本願寺、SANSUY。共催は在サンパウロ日本国総領事館、ブラジル日本都道府県人会連合会、日本移民史料館、奥モジアナ日本文化振興会。