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「薬草」の説明と販売=博物研究会、初の試み

11月17日(水)

 サンパウロ博物研究会(越村建治会長)では、一九九七年に標本館が完成してから、従来の植物採集、分類などの活動のほかに研究テーマを薬物に絞り、いろいろな研究をすすめてきた。その延長として、二十八日に薬草フェアーを催すこととなった。
 目的は、これまで一般の民間の人々が民間療法として使用している薬草の概念から一歩抜け出し、大学で研究されている薬物学の見地から薬草に対する新しい認識を紹介したいというのがねらい。
 午前の部と午後の部に分かれ、午前九時から「現代における薬草植物の重要性」というテーマで大体四つのトピックに分けて、ポ語による講演(通訳はない)が行なわれる。(1)ブラジル国内と国外の主な薬草(2)収穫の仕方(3)化学成分と薬効(4)正しい薬の使用法、など。
 講師は、薬物学専門の秋末剛吉教授、現在ブラガンサ・パウリスタのサンフランシスコ総合大学で薬物学を教えている。
 午後の部は、薬草の販売(主として民間の薬草販売店が出店)とマッサージ施療。
 薬草フェアは二十八日午前九時より。場所は、新東京農大会館(サウーデ区ドナ・セザリア・ファグンデス街235番、鳥取交流センー近く)入場無料。

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