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文協、慈善バザー刷新=文化祭り、イベント色強め

3月9日(水)

 恒例の文協慈善バザーが、館内の駐車場で物品・食品を販売していた従来の路線を引き継ぎつつイベント色を強め、日本の伝統文化や芸能を幅広く紹介する「文化祭り」として今年から生まれ変わる。日系福祉団体への収益金一部の寄付は継続する。
 文協五十周年にあたる今年、より多くの来場者を魅了したいと企画された。大講堂、貴賓室、史料館、ガレージ、体育館と、文協全館を活用する。十三日午前九時から午後五時まで。
 案内に来社した松尾治第二副会長は「初めての試みだが、若い人の協力が目立つ。過渡期にある文協の将来を象徴して頼もしい」と語る。文協青年部、アセベックス、アベウニ、エスコテイロ、青年会議所、モビメント・ジョベンなどの代表ら約百五十人が準備に参加。青年の力で成功させようと意気込んでいる。
 予定される企画は、日本を偲ばせる伝統物品の展示コーナー▽食品試食コーナー▽伝統芸能ショー▽生け花、アニメ、お茶、盆栽、日本の礼儀作法などの展示・ワークショップ▽卓球、ゲートボールといったスポーツ紹介▽移民史料館の見学案内▽五十店が出展するバザー▽図書販売――。芸能ショーには民謡、カラオケ、踊りの各分野から約二十団体が出演する。
 実行委員長の秀島マルセロ第七副会長は「行事が多いので、どこで何をやっているか、一目で分かる案内板を館内に設けたい。プログラムも用意するつもり」と話している。
 会場はリベルダーデ区サンジョアキン街381。詳細問い合わせは電話11・3208・1755(事務局)。

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