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大志万・松柏が運動会=開催までのプロセス大切に

5月4日(水)

 大志万学院(川村真由実校長)、松柏学園(川村真倫子園長)の運動会が四月三十日、午前九時から沖縄文化センターで行われた。今年のテーマは〝異体同心〟。途中、雨が降るなど天候に恵まれなかったが、一歳半の子どもからお年寄りまで家族も交えて楽しんだ。
 午前中は大志万学院の運動会が行われ、午後には両校の入場式、松柏の運動会が始まった。その後、恒例のソーラン節を披露。数名の生徒が二年に一度、北海道の網走小学校まで、よさこいソーランを覚えに行き、それを後輩に教えて練習するそう。反対に、サンバなどのブラジル文化を日本で教え、日伯の交流にも貢献している。
 最後にはフォークダンスを皆で踊った。閉会式では
「雨の中、太陽の下、よく頑張りました。あなたがたを誇りに思っています」と、川村真由実校長は会の成功を称えた。
 毎年、運動会の企画から準備まで全て生徒が行う。「運動会までのプロセスの方が大事。それによって計画性と協調性が養われます。このような日本文化のいいところをブラジルに持ってくることが大切」と川村真倫子園長は話す。
 最高学年の生徒は今年の運動会が最後。勝った「白組」も負けた「赤組」の生徒も優勝旗を手に運動場を一周し、会は終了した。

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