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東西南北

5月10日(火)

 カルドーゾ前大統領は、政府追い込みに向けた政治工作でカヴァウカンチ下院議長とサンパウロ市で非公式会談を行った。政権弱体化と二〇〇六年の大統領選の下地造りで、双方は合意に達したようだ。PSDBは下院議長の選出にも政府推薦の下議当選を阻止し、現議長の選出で根回しを行った。下院議長は子息の就職では与党に取り入り、大統領選では野党支援に回り、二股外交を仕切るらしい。
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 サンパウロ市北部カーザ・ヴェルデ区にある遊園地プレイセンターで七日未明、一万人が集まったテクノミュージックコンサート会場の出口で集団強盗事件が発生、数十人が被害にあった。被害者の中には服を奪われて下着姿になった女性も。事件後警察は少年六人を含む容疑者十二人を逮捕。しかし被害者に確認されたのは四人だけだった。遊園地内は警備員が二百五十人いて被害はなかった。
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 エスピリト・サント州グアラパリ市で四日夜、ミナスジェライス州から六カ月前に引っ越してきたばかりの夫婦と息子の遺体が自宅で発見された。三人は頭部を撃たれ、父親と息子は手をしばられており、息子のパソコンが盗まれていた。現場から漂ってきた悪臭を不審に思った近所の人が遺体を発見。死後一週間以上経過しているとみられる。強盗殺人もしくは強盗を偽装した怨恨殺人の線で警察は捜査を進めている。
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 年金生活者の二〇%が、息子が高利で借り入れた借金を返済するために年金の先払い融資を受けていると年金先払い融資銀行(BMG)が発表した。BMGが〇四年五月以降に融資した六十億レアルの七二%は、借金の返済充当だったという。一三%は家の修繕。五%が自動車や家電製品の購入。四%が旅行。四%が治療や薬代。とくに娘と生活する高齢者は、依頼を断れない。

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