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ラーモス移住地40年史=州政府も肩入れ、完成

2005年8月3日(水)

 『ラーモス移住地四十年の歩み』(移住史編纂委員会編集)がこのほど完成、去る七月二十日、同移住地で祝賀会が行われた。長島ポルトアレグレ総領事、シウヴェイラ州知事、JICA関係者ら多数の来賓が出席した。
 編纂構想から十年。祝賀会当日は、フレイ・ロジェイロ市市制十周年にあたった。印刷を担当した州政府を代表し、知事からコロニアの関係者に「歩み」が手渡された。
 「歩み」の内容は、カラー印刷、二百六十一ページ、日ポ語表記。ラーモス文協の会長のあいさつ、日伯両国要人の祝辞、移住地の概要、歴史年表、剣道部の歴史、過去出版された刊行物、コロニアの歌、入植家族動態などが掲載されている。
 南日伯援護教会の援協ニュースは、「南伯における日系移住地のパイオニアとして、移住当初から一貫して独自性にあふれる先駆的な農業への試み、そして日本語、剣道などの日本文化の継承を両輪に、今日の日系コロニアを築いた輝かしい移住地の歴史の詳細が、多彩な写真とともに紹介されている」と書いている。

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