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大耳小耳

2005年8月31日(水)

 さきごろマリンガで開催された全伯歌謡大会は七百人規模のマンモス大会。全伯というだけあって、ポルトアレグレからも十一人が〃遠征〃したが、入賞は果たせなかった。「負けたのは舞台度胸が足りなかったから」と総括。大きな舞台でも平常心で一〇〇%声を出せるよう、また来年も挑戦する、とのこと。たとえ、開催地がマナウスであっても数千キロの距離を飛んで参加しそうだ。
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 「継承日本語教育」では日系人としてのルーツを探り、自国の文化と比較することを理論的な柱としている。それを実践しようと、たんぽぽ保育園を舞台に先ごろ、試験的な授業が行われた。園児は文法的なことが分からないので、絵カードなどを使って日本語に親しんだという。「継承」という言葉を聞くと、修身教育との誤解を生みやすい。単純に、日系子弟向けの日本語教育のことを指す。この試験では、二世の若手が中心になっているところが興味深い。
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 昨年七月に実施されたサンパウロ総領事館の公館投票では、トップセンターの十一階に待合室が準備された。今回は急な選挙のため、同じ場所が使用できず、映画館を借りることになったという。収容可能な人数は二百四-五十人。前回選挙では一度に約百三十人が利用した時間があったそうだが、さて今回は。

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