ホーム | コラム | 樹海 | コラム 樹海

コラム 樹海

 戦前に―。小泉又次郎という政治家がいて人気も高かったらしい。浜口雄幸内閣で逓信大臣を務める実力派だが、背には彫り物があったそうで「刺青大臣」の異名もあった。選挙区は横須賀市であり―と記せば、小泉首相を思い浮かべる読者が多い筈だ。実は,首相の祖父であり、父の純也氏は、佐藤栄作政権の防衛長官として活躍した▼縁というのは不思議なもので小泉首相も宮沢内閣で郵政大臣に就任するやいなや「郵政民営化論」をぶち上げ官僚らと真っ向から対立する。この民営化論は、竹下派(当時)への宣言と読んでいい。云うまでもなく、郵政省を傘下にし選挙マシ―ンにしたのは田中角栄元首相であり、金丸信氏から小渕恵三、野中広務両氏へとバトンタッチされ旧橋本派の「郵政族」が育って行く▼その一部は亀井静香氏にも流れているとされ、それが民営化に反対する最大の原因だと政界事情通は観察する。このように見れば、旧橋本派の後継者とされた綿貫民輔元衆院議長の凄まじいばかりの反対論も解らぬではない。参院で反対票を投じたのも、この二つの派閥の議員が多い。法案は廃案となり首相は衆院を解散し選挙。そして―綿貫、亀井両氏は自民党に離党届けを提出して「国民新党」を旗揚げしての戦いである▼このためか「郵政選挙」とされ「刺客」や「落下傘候補」などの新語も生まれる。だが―。真の戦いは自公と民主の政権を賭けた選挙であり、280選挙区で激戦を展開する。さて、あなたはどちらの党を選びますか。    (遯)

 05/09/01

image_print

こちらの記事もどうぞ