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東西南北

2005年9月3日(土)

 二〇〇六年選挙を視野に入れつつ、今月末を期限とする党の移籍が活発化してきた。デルフィン・ネット下議は進歩党(PP)からブラジル民主運動党(PMDB)への移籍を二日に発表する予定。マルフ元サンパウロ市長は進歩党からブラジル労働党(PTB)へ。進歩党からはさらに二人が離党を検討。裏金疑惑にまみれる連立与党で移籍の動きが多い。
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 サンパウロ市南部ジャバクアラ区の裁判所にピストルを持った男が警備員を脅して侵入、所内で銃口をあちらこちらに振り向けため、現場はパニックに陥った。男は弁護士を襲い四九〇〇レアルを強奪したが、抵抗されたため走って逃げた。常日頃から入り口には見張りの軍警がいたが、事件当時はいなかった。
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 アウキミンサンパウロ州知事とセーラサンパウロ市長は二日、路線バスと地下鉄、郊外電車など全線有効の統一パスを十一月から実施する予定であることを明らかにした。交通公社の技師らは目下、統一パスの価格設定を検討中。当初はカッポン・レドンドとラルゴ・トレーゼ間の五番線とオザスコとジュルバトゥーバ間のC番線から始める。従来のビリェッテウニコも使用できるようにするという。
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 ヴェーラ・L・サントスさん(24)は、ブラジリアでスーパー・カルフールの求人に応募した。定員一人に対し応募者が十人。三人は肥満、二人は黒人、一人はアザがある理由で失格となった。結局コンピューターも操作できない金髪美人が採用になり、ヴェーラさは差別だと労働裁へ抗議した。ヴェーラさん未採用の理由は、デブを採用すると腰掛けを壊すからだという。