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「アマゾン群馬の森」=愛・地球賞を受賞

2005年9月16日(金)

 北伯群馬県人会(岡島博会長)が「アマゾン群馬の森」(ベレーン市より六十キロ、五百四十ヘクタール)で展開している環境活動がこのほど、愛知万博(愛・地球博)の「愛・地球賞」を受賞した。「持続可能な開発」に関する技術普及や熱帯林保護を訴える環境教育が、地域に貢献したと評価された。
 授賞式(一日)に出席した岡島会長は群馬県庁を訪れ、小寺弘之知事に受賞を報告した。毎日新聞社の報道によれば、同会長は「環境保護と同時に日本ブラジル友好の架け橋を目指し活動してきた。名誉ある賞を受けてうれしい」などと喜びを語ったという。
 「アマゾン群馬の森」はリオの地球環境サミット(一九九二年)を契機に、群馬県内から寄付金を募って九六年に取得されたもの。同県人会は現在、パラー州、群馬県、国際協力機構(JICA)と(1)アマゾン地域の森林保全(2)一般を対象にした環境教育(3)森林農業を三本柱にした環境プロジェクトを推進している。

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