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「紅白」宣伝番組=東洋人街で撮影=NHK

2005年10月12日(水)

 NHK「紅白歌合戦」の宣伝番組の撮影が八日昼、サンパウロ市リベルダーデ区の商店街ガルボン・ブエノ街で行なわれ、土曜日の休日だったことから、通りがかった大勢の買い物客らの関心を集めた。
 カーニバル用のピエロの衣装を着て同局の高山哲哉アナウンサー(32)が、日本とブラジルで活動する和太鼓グループ「生」(木下節生代表)の演奏に合わせて踊りながら、「紅白」をアピールする内容。
 高山さんは神田愛花アナウンサーと「アイカとテツヤ」というコンビを結成し、日本全国を巡り歩き、宣伝番組を撮影している。
 国外ではブラジルが初めての試みだが、「海外最大の日系社会があり、日本の歌のファンが多いサンパウロ市の東洋人街は外せないと思った」と話す。
 戦後六十年にあたる今年、同局は歌で時代を振り返る「紅白」を企画。視聴者から好きな歌(スキウタ)を公募している。その結果を参考に、一部の出場歌手や歌われる曲が決められる予定で、例年以上に宣伝に力が入っている。
 同街で行なわれた撮影では、現場付近に居合わせた日本からの男性出張社員グループに特別出演してもらい、投票を呼びかけるといった映像も撮影。
 また、飲食店にいた四―六十代の一世女性数人を見つけると、「大晦日に聞きたい曲は? その理由を聞かせて」などと、軽妙にインタビューしていた。
 高山さんは、同局の番組「探検ロマン世界遺産」の取材で、ゴイアス州の国立公園内にある、夜になると光るアリ塚を取材。その足でサンパウロ市に立ち寄り、同日帰国した。
 スキウタ投票はインターネットの場合はホームページ(www.nhk.or.jp)から。葉書でも可。〒150―8001 NHK放送センター 紅白スキウタ係。締め切りは十月三十一日。

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