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東西南北

2005年11月11日(金)

 議員買収・収賄容疑で議員権はく奪の対象となっていたマベル下議(自由党)は九日、下院本会議の採決ではく奪を逃れた。下院の採決で「無罪放免」となったのは同下議が一人目。「悪夢は終わった。真実が味方になれば、すべてうまくいく」と息をついた同下議はゴイアス州知事選に立候補すると発言。
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 ミナス・ジェライス州カルモ・デ・パラナイーバ市にホームステイで滞伯中の米国人女性留学生マイケンジー・マーチンさん(17)が六日、ウナイー市付近を通りがかった乗用車にヒッチハイクを乞うたところ、いずれかへ連れ去られ行方不明となった。マーチンさんはモルモン教の集会に参加するためブラジリアへ行く途中だったが、目的地までの旅費を持っていなかった。ホームステイ協会の要請でFBI(米連邦捜査局)が追跡捜査を始めた。
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 連警は九日、サンパウロ市とリオ市の犯罪組織に銃器類を横流ししていた疑いで軍警三人と元軍警一人を逮捕し、サンパウロ市西部にある倉庫から市警の拳銃十三丁を含む銃器類二〇〇丁を押収した。横流しに加え、銃と弾薬の違法製造も行っていたという。
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 大統領府は九日、ルーラ大統領が十月十八日にモスクワに向かう大統領専用機の中で、現在公開中のブラジル映画「フランシスコの二人の息子」の海賊版DVDを鑑賞していたことを認めた。補佐官のミスが原因。オリジナル版は十二月七日に発売予定で、今月末に予定されていた同映画の大統領への公式公開はキャンセルされる可能性も出てきた。同映画の主人公の歌手は大統領と原版を外部に漏らした配給会社を非難。同映画の海賊版はすでに五〇万本以上が販売されたという。

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