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「花の杜」寿し祭り=樹木生長、設備も拡充

2005年11月24日(木)


 アベ・ツーリズモ社は、十九日、モジ・ダス・クルーゼス郡イタペチ地区にある「花の杜」(芳賀七郎さん経営)にバス一台のツアーを繰り出した。「花の杜」が、十九、二十の両日、新しい試み「すし祭り」を開催。圧倒的に元気な中高年女性を中心に、およそ四十人が参加した。杜では、ブーゲンベリア、マナカが花をつけていた。
 「花の杜」は、さまざまなイベント開催に備え、半永久的は花展示・即売用、および食堂用の明るい大型ハウスを設備した。屋根が高く風通しがいい。トイレも新築していた。すし祭りでは、プロの職人渡部裕陽さん、宗像克さんを招き、本格的な握り寿司が供された。
 ツアーの一行は正午前、杜に到着、食事をしたあと、芳賀さんの案内で杜を歩き、説明をきいた。一行のこの日の感想は「杜は、いい環境だ。時期的なこともあってか、花の咲いている樹木が少ないのが物足りなかった」「見ている前で、寿司をにぎってもらうのはいい。にぎっている人の顔が見えるのは感じがよかった。ただ、寿司をいただく人の多さに比べ、職人が二人というのは(待ち時間が長すぎて)少なすぎた」。
 杜は、木々の生長が顕著で、見栄えもよくなってきた。芳賀さんは、今後も展示ハウスにほかの生産者の出品を勧め、イベントを多様化させていく意向。

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