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東西南北

2005年11月29日(火)


 パラー州ベレン市のペドロ・A・カブラル大通りで二十七日未明、季節はずれのお祭りパラフォリアでフェリッペ・P・クルス(自称教師)は、無免許と飲酒運転で路上レースに参加、運転を誤って舗道に乗り上げ、見物者六十人を跳ね飛ばした。うち四十人は骨折や脳を強く打って重体。二十人は軽傷。警察は群衆のリンチを恐れ、直ちにクルスを傷害の容疑で逮捕した。事故現場は街灯が暗く、路面はデコボコだった。死者が出なければ二年三カ月以下の禁固刑になるという。
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 サンパウロ市東部ヴィラ・マチウデ区にある薬局で二十四日夜、前を通った二台の車の窓から機関銃が乱射され、店の前にいた四人に命中、うち頭を撃たれた四歳の男児が死亡した。十九日に同薬局を襲った強盗らの一人が警備員に撃たれて死亡しており仲間の復讐とみられる。同じ警備員が事件当時に勤務中で、銃撃直後に走って逃げたが、追いつかれて五発撃たれ、現在入院中。二十日には死亡した強盗の妻が店で暴れ、殺してやると従業員らを脅していた。
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 麻薬密売で服役中の女性(79)が、末期ガンを理由に自宅での服役を要請したが裁判所は却下。マルフ父子や親殺しの犯人らは仮釈放でシャバの空気を吸っている。
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 児童に性的虐待を加えたとして十一年九カ月の有罪判決を受け、ゴイアス州のいなか町プラナルチーナの刑務所で三年前から服役中のイギリス人(36)が無実を訴えるため、二十五日前から水と茶を飲むだけの断食を続けている。男性は路上生活の子供を施設に収容する活動を実施、子供や解雇された従業員の証言により有罪となった。断食は本国イギリスでマスコミを騒がせている。

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