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ブラジル雑俳紀行―俳句で旅行の印象作る―=連載(1)=治安上トラブルなく=食あたりも一切なく

2005年11月29日(火)

(1)出発前
◇1◇ ブラジルは、日本から見れば地球の反対側にあり、もっとも遠い国である。事実、航空機の直行便でもおよそ二十四時間、もろもろの所要時間を加えると、東京の自宅からサンパウロの目的地までは、約三十三時間という距離である。
 しかし、季節はもとより、国の広さ、民族の気性など、いろいろな面で日本と対極的で興味は尽きないし、また、多くの日本人が在住されていて親しみもある。
 我々夫婦は馬齢を重ねて都合百三十歳、古希と還暦を迎えた。これから先、長距離旅行は難しくなるだろうと思っていた矢先、サンパウロのマンクス社の小松幹彦社長から、ブラジル観光のお誘いがあった。これに乗じて二〇〇五年九月十一日から二週間という行程で、ブラジル旅行が決まった。そして、ブラジルに非常に興味があるという友人二名が我々の計画に参加、同行することになった。
 観光旅行には写真がつき物である。この写真に解説をつければ、一層印象深くなると考え、思いつくことを五、七、五の言葉に託してみた。私自身は俳句を学んだことはない。しかし、語呂もよく直截的に表現できるように思われ、これを利用して、旅行の印象を作ったというのが本音である。
 以下は「ブラジル雑俳紀行」である。
◇2◇ 出発に当たり、いろいろな方の体験談等をお聞かせいただいた。      極めて印象的であったのが、ブラジル旅行では、高価なものはできるだけ(むしろ絶対に)身につけない。必要以外のお金は持ち歩かない。生水は絶対飲まない。など、治安とか、水が悪いということに関する厳重な注意である。さらに言えば、アマゾンの広大さとピラニアの話題で盛り上がることが多かった。これらの体験談から得た印象と自身の先入観で、出発前に次の三句を作った。
● アマゾンでピラニア群とにらめっこ
● ピラニアの干物を食べて食あたり
● 食あたり生源のんで無事帰国
 ブラジル国の名誉のために補足する必要があるが、我々一行六人(日本から四人、現地から二人)は、もちろん注意深く行動したこともあるが出発から帰国まで治安上のトラブルもなく、食あたりも一切無かった。           なお、生源というのは、万一に備えて、日本から持参したサプリメントである。
(岡本弘昭さん通信、つづく)

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