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きょう明日東洋祭り=リベルダーデ区=芸能行事楽しんで

2005年12月10日(土)

 東洋人街リベルダーデ区の駅前広場を舞台に、阿波踊りやソーランなどさまざまな芸能イベントが繰り広げられる同区で最大規模の祭り「第三十七回東洋祭り」が十、十一の両日開かれる。
 リベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎博文会長)の主催。
 日曜日には日本料理や雑貨の屋台が並ぶ恒例の「東洋市」も行なわれ、関係者は両日とも数万人の人出を予想している。
 街路には同区にある店の名や祭りを祝う言葉が記された約九十本の赤や黄の色鮮やかなのぼりが立ち、祭りムードを盛り上げる。
 近年は中国系商店が目立ち、池崎会長は「会員になってはいてもあまり積極的に協力してくれない」とこぼすが、サンパウロ市内外の日系芸能団体が参加してくれていることに対し感謝。「まだまだリベルダーデ区が日系の中心としてみてくれていることへの証しだと思う」と語る。
 芸能への参加者は計七百人。交通費や弁当代は協会が負担する。「簡単なことではないが伝統の祭り。今後も継続していかなければ」と話している。
 十日は午後二時三十分に神道の儀式で開幕。その後ラジオ体操、太鼓、リベルダーデ温度、阿波踊り、傘踊り、南部俵積歌、南中ソーラン、花笠音頭、日本にぎやか音頭、炭鉱節、よさこいソーラン、太鼓の順で公演。時間はそれぞれ十分から二十分。
 十一日は午後一時開幕。太鼓演奏に続いて、ラジオ・ニッケイとACAL青年部によるショーを予定。

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