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連邦下議目指す=2世の飯星氏が表明

2005年12月22日(木)

 サンパウロ商業協会の副会長で日系二世の飯星ヴァルテル氏(44)=サンパウロ市=が来年十月選挙で連邦下院議員を目指す方針であることが分かった。自由前線党(PFL)から出馬する準備を進めている。そのため、三月から十カ月間務めたサンパウロ市ジャバクアラ区長を十日付で辞職した。ニッケイ新聞社の取材に対し明かした。
 飯星氏は前回選挙でブラジル社会民主党(PSDB)からサンパウロ州議に立候補。初出馬ながら「日系票」を中心に約四・五万票を獲得したものの、落選している。
 連邦下議を目指すことについて、「今年四月に小林パウロ氏が急逝したことでサンパウロ州選出の日系下議がだれもいなくなったことが大きい」と話した。
 主な支持団体は副会長職にあるサンパウロ商業連盟(ACSP)。今後は地方都市や農村部を遊説し、中小企業支援や投資誘致の促進など政策を訴え、日系に限らない幅広い層からの支持を求めたい意向だ。
 当落ラインは十万票と予想。人口二十二万のうち十一パーセントが貧困者層のジャバクアラ区で保健問題などに取り組んで成果をもたらした手腕もアピール、票獲得へ繋げたいという。
 父親が熊本出身のコチア青年。

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