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東西南北

2005年12月24日(土)

 ゲノム工学のブラジル人専門家マルセロ・ノブレガ教授は二十二日、百五十年前に発表されたダーウインの「種の起源」が、二〇〇五年に最も話題となった科学のテーマ十傑の一つに挙げられたと発表した。ダーウインの説は生物の進化を自然環境の中での適応で説明したが、同教授は新学説を唱えた。人間の遺伝子は九六%が誰でも同じだが、残り四%に進化の秘密があるという。九六%は自然条件に支配される。四%の遺伝子配置と構成を解明すれば、個人の才能開発や病弱体質も解明できるらしい。
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 地下鉄とバスを二時間以内に四回乗り継ぎ利用できるビリェッテウニコの運賃が三レアルに決まり、二十三日に発表される。州政府は三・六〇レアルを検討していたが、セーラ市長の案が通った。これにより補助金は年間二億レアルに達する見通し。利用開始日は十二月内の予定。
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 サンパウロ州サン・ビセンテ市で二十一日夜、祖母(74)と孫二人(36、32)が麻薬密売容疑で逮捕された。屋根裏にコカイン一キロが隠してあった。密告によると、祖母が密売グループの親玉だという。
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 サンタもさまざま―。アマゾナス州マナウス市のショッピングセンターでサンタクロースの仕事をしていた男(36)が十五日、アシスタントの女児(15)を楽屋でレイプ。市警は行方を追っている。一方、サンパウロ市北部カショエイリーニャ区に住む六歳の女の子が、おもちゃのパソコン(二〇〇レアル)が欲しいとサンタクロース宛てに手紙を送ったところ、郵便局職員が開封、匿名ボランティアの協力を得てサンタの姿でプレゼントを届けた。まさかのプレゼントに女の子は大喜び。

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