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大耳小耳

2006年3月3日(金)

 先ごろ行われた、七二歳以上のオールドボーイ野球大会。試合後のビールもしっかりと飲んでいたということで、その壮健ぶりに驚かされる。この大会には、今は野球から離れているかつてのプレーヤーも参加した。広いブラジルのこと、埋もれた「名選手」がまだまだいるかもしれない。「次は七十五歳以上の大会を開かないといけないかも」と関係者。
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 インターネットで検索して驚いた。もしやペ・バレットの盆踊りが世界最大かと思ったのだが、マレーシアではなんと四万人以上集まるという。クアラルンプール日本人会の主催で、毎年七月に松下スポーツセンター(二万坪)のグランドで行われる。七七年に日本人学校の校内行事としてはじまり、年々拡大して八四年に日本人会と共催、九九年からはマレーシア文化芸術観光省も共催になり、日マ交流の最大イベントにまで発展しているとか。ブラジルも負けてられない?!
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 温かい岩手県。県の国際交流協会から、県人会にあて「みなさんご存じの日系人で岩手県在住者がいたら、知らせて下さい」と連絡が入った。繋がりをつけ、必要なら「支援したい」というのである。同県にも最近ブラジル人在住者が増えてきたという。しかし、まだデカセギが最も少ない県の一つだ。それにしても、予算がどこも窮屈になっていく昨今、問題が起きていないのに、まず居る所を知りたいとは。
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 福祉のために使ってほしいと、日系団体などに寄贈される不動産。団体の活動に活用する意思がないなら、将来的には第三者に販売することになる。長年にわたって、所有したくないのが本音かもしれない。維持管理に経費がかさむ上に、不法侵入者が入る恐れがあるからだ。実際に援協や救済会では、不法侵入の被害に遭って、係争中の物件がいくつかある。解決の見込みは……。

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