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カラオケ日本語学習キャラバンinブラジル=全伯イベントも盛況=観客1000人余に意欲持たせる=歌コンテスト、代表17人で=すごいパフォーマンス

2006年3月29日(水)

 【既報関連】「カラオケ日本語学習キャラバンinブラジル 全伯イベント」(国際交流基金サンパウロ文化センター主催)が二十六日午後、サンパウロ市リベルダーデ区の文協大講堂であり、千人以上(主催者発表)の観客を集めた。カラオケ・コンテストでは、地方大会で選出された十七人が出場。若さあふれるパフォーマンスを繰り広げ、会場を沸かせていた。
 この日はブラジリア、ポルトアレグレ、リオなど八カ所で行われた地方大会の様子をビデオで上映。DVDコンサートで人気の高かった、ラルクアンシエルや浜崎あゆみなど五人のアーティストを紹介した。
 その後、遠藤クリスチーナ麻樹専任講師により、歌を使った日本語学習デモンストレーションが実施された。
 カラオケ・コンテストで青年たちのエネルギーが爆発。出演者は観客席にバラを投げたり、派手な振り付けを披露するなどして来場者を楽しませた。
 チャンピオンになったのは、クリスチアーノ・ダ・シルヴァさん(ポルトアレグレ)。特撮アニメ「電撃戦隊チェンジマン」の主題歌を歌った。インパクトが強く、観客に日本語学習を促すようなパフォーマンスだったことなどが評価された。
 「キャラバン」の発案者である、三浦多佳史客員講師は「これを機に、日本語を学ぶ人が増えるようになれば」と語り、予想以上だった集客数を喜んだ。同客員講師は翌二十七日、三年の任期を終えて帰国の途に就いた。〃花道〃を飾ることができたようだ。
 審査員は着任したばかりの西田和正所長を始め、西林万寿夫サンパウロ総領事、上原幸啓文協会長らが務めていた。
 入賞者は次の通り。一位=クリスチアーノ・ダ・シルヴァ(ポルトアレグレ)、二位=ラファエーラ・デ・アブレウ(リオ)、三位=ロブソン・ユキオ・ヤスナガ(ブラジリア)、サンパウロ総領事賞=アレシャンドレ・バーロス(リオ)、国際交流基金理事長賞=ダイチ・オサカダ(ベレーン)、基金サンパウロ文化センター所長賞=ジョルジ・カブラル・デ・ソウザ(サルバドール)。敬称略。

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