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総領事館=空港強盗で注意喚起=未登録タクシー関係か

2006年3月29日(水)

 サンパウロ総領事館(西林万寿夫総領事)は二十一日、サンパウロ安全対策情報を発表した。空港送迎時における拳銃強盗について同日付「ジアリオ・デ・サンパウロ」が報じた最近の傾向を紹介。邦人の注意を促している。
 同紙によれば、コンゴーニャス空港内で月に窃盗、強盗がそれぞれ三件発生しており、登録されていない空港タクシーと犯罪組織との関係が捜査されている。空港から市内に向う場合だけでなく、市内から空港に向う時の強盗被害も増えているとして、ホテルなどから出る際の注意を呼びかけ。犯人はノートパソコンを狙っているとも指摘している。
 総領事館はタクシー乗降の際の警戒を呼びかけ、「ガレージ内にタクシーを入れ、代金を支払う」「帰宅時には、停車付近に注意を払い、不審者がいれば走り抜ける」「パソコンが入っていると疑われるバッグをもたない」「(短時間誘拐防止のため)カード類は財布と別に所持する」などの防犯対策を挙げて注意を喚起。また、強盗に遭遇した際には、絶対に抵抗、逃走しないことも挙げており、被害の未然防止を呼びかけている。

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