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「サンパウロに親近感」=久山ウルグアイ大使を歓迎

2006年4月5日(水)

 久山慎一在ウルグアイ日本国全権特命大使と房子夫人が来伯したことを受け、「久山ウルグアイ大使ご夫妻を囲む会」(ニッケイ新聞社主催)が先月三十一日、「レストラン新鳥」で開かれた。
 西林万寿夫総領事、植木茂彬元鉱山動力大臣、上原幸啓文協会長ら約三十人が出席した。
 ニッケイ新聞社の高木ラウル社長はあいさつで、ウルグアイで大使夫妻が取り組んでいる自閉症児教育について説明、「ブラジルの活動にも応援してもらいたい」と話した。
 久山大使は総務省総務審議官を昨年一月に退官。同年四月、ウルグアイ大使に任命されている。
 「パラグアイやペルーで移民の歴史や日系社会に触れ、世界最大の日系社会のあるサンパウロには一度来たかった。飛行機で三時間ということもあり、(今回の来伯で)非常に親近感を覚えた」と語った。
 西林総領事は歓迎の意を表し、乾杯の音頭を取った。参加者らはグラス片手に大使夫妻を囲み、歓談を楽しんでいた。
 画家としても活動する房子夫人は今回二回目の来伯。「人が温かい。故郷に帰った感じがする」とコロニアの印象を話し、「八月を目処にサンパウロで個展を開催出来れば」と希望を語った。ブラジルを題材にした絵もすでに完成したという。
 大使夫妻はサンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区で一日に開講した自閉症児教育学級のイナウグラソンに出席、翌二日にウルグアイに帰国した。